浜松市の西部に位置する浜名湖。約500年前の大地震と津波によって海とつながり、海水と淡水の混ざった珍しい汽水湖でもある浜名湖は、豊かな生態系と美しい自然を有する、さまざまな楽しみ方のできるエリアです。
その浜名湖のもっとも海に近いエリア、南浜名湖に浮かぶ弁天島のシンボルタワーとして高さ18mの大鳥居が造られたのは昭和48年のこと。
季節や天気、潮の満ち引きなどによってさまざまに違う表情を見せてくれる赤鳥居は、観光にぴったりなだけでなく、絶好のマリンレジャーポイントでもあります。
赤鳥居のある「いかり瀬」へは、弁天島海浜公園から渡し船で渡ることができます。気軽に遊びに行ってみよう!
冬の赤鳥居に沈む夕陽は感動的な美しさ
美しい景観と、海の幸に恵まれた南浜名湖のシンボル的存在である赤鳥居。
対岸にある弁天島海浜公園と、赤鳥居の立つ天然の干潟である「いかり瀬」は人々の憩いの場所です。
11月~1月頃には、赤鳥居の間に夕陽が沈んでいく姿が見られ、その神秘的な光景は感動的!撮影スポットとしても人気です。
お手軽に非日常体験。いかり瀬へ磯遊びに行こう!
4月~8月末までの温暖な時期は、弁天島海浜公園発着の渡し船に乗って、赤鳥居の立つ弁天島の天然の干潟、「いかり瀬」へ磯遊びに行くことができます。船の所要時間は数分という近さなので、とってもお手軽。
干潮時に現れる潮だまりには、取り残されたカニや小魚、ヒトデやクラゲ、ゴカイなどの生き物がいっぱい!家族連れにもぴったりのレジャーが楽しめそうですね。
まるで無人島に上陸したようなワクワク感が感じられる、ちょっとした非日常体験ができますよ!
魅力いっぱいの浜名湖湖上遊覧
弁天島海浜公園の船着き場発着の渡し船「浜名湖湖上遊覧」は、赤鳥居のある「いかり瀬」に渡るだけではなく、希望に応じて南浜名湖の遊覧もしてくれます。
遊覧の所要時間は30~40分。船の上から雄大な南太平洋や、赤鳥居のサンセットを見ることができます。
小ぶりな船だから、今切口や舞阪漁港、新幹線の鉄橋下といった、普段は目にすることのできない景色を楽しめるそう。
また、渡し船を操っているのは浜名湖の現役漁師さんだから、浜名湖に関することやシラス・カツオ・フグ漁の仕方など、プロならではのおもしろい話を聞くことができるのも、なかなかない貴重な体験ですね。
渡し船が定期運行しているのは、毎年4月1日~8月31日の期間(料金・大人1000円、4歳~小学生まで500円)。3月や9月も、寒すぎなければ予約で対応してくれるとのこと。問い合わせは090-5611-8171(弁天島遊船組合)まで。
まとめ
赤鳥居の立つ弁天島周辺は、豊かな自然に恵まれ、気軽に日常から離れてリラックスできるスポットです。
弁天島海浜公園では、地元海産物を販売する朝市や浜小屋で浜名湖の牡蠣やしらすを味わえるなどの趣向が楽しい「浜小屋マルシェ」など、年間を通じてさまざまなイベントも企画されています。
いかり瀬の豊かな自然環境を生かした体験教室などのイベントも催されており、今年は、海水に浮遊しているあさりの幼生を育てて大きくする「あさりを作る実験教室」なども企画しているそうです。詳しくは舞阪町観光協会(053-592-0757)まで。
[TEL]053-592-0757(舞阪町観光協会)
[住所]静岡県浜松市西区舞阪町弁天島3775-2
[アクセス]【車】東名浜松I.Cより約50分、東名浜松西I.Cより約35分、東名三ヶ日I.Cより約35分
【電車】東海道線・浜松駅より約15分、東海道線・豊橋駅より約25分、弁天島駅下車 徒歩約3分
「静岡県舞阪町・弁天島南の赤鳥居」の詳細はこちら
※この記事は2017年2月時点での情報です
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フォークラス編集部
美容やビジネスまで幅広いウェブメディアの記事制作をしているコンテンツ制作会社。 ウェブ制作も行っている。インタビューや取材記事など制作が得意。