明治のお屋敷、町家が軒を連ねる「内子」

100年以上昔の町並みが今も当時のまま残る

江戸末期から明治時代にかけての面影が残る「八日市・護国の町並み」、創建100年以上を誇る芝居小屋「内子座」、木蝋産業を今に伝える「木蝋資料館 上芳我邸」など歴史を感じる建造物が見学できます。
重要文化財を見物しながらの町歩きは貴重な体験
江戸末期から明治時代にかけて木蝋産業で栄えた内子。町のあちらこちらに歴史的建造物が点在しています。ゆるやかな坂道にそって約120軒の町家が建ち並ぶ「八日市・護国の町並み」は絶好の散策スポット。古い町家を利用して手しごとのお店やカフェなどが軒を連ねています。町の発展を支えた木蝋産業を伝える「木蝋資料館 上芳我邸」や大正時代に建てられた本格的な芝居小屋「内子座」など、国の重要文化財に指定された貴重な建造物を見学しながらお散歩が楽しめます。
※2024年秋頃より改修工事のため4年間閉館予定
地元の名産品が揃うショップに立ち寄って掘り出し物を見つけよう
町を歩くと、創業200年の歴史を誇る和ろうそうく屋「大森和蝋燭屋」、内子町の手しごと職人が作った工芸品が揃う「うちこの和」など、個性的なお店に出会えます。町の中心にある飲食店やカフェでは内子産の食材を使ったランチやスイーツが楽しめます。散策の合間にひと休みするのに最適です。地元の特産品が揃った道の駅「内子フレッシュパークからり」では内子豚を使ったご当地バーガーも楽しめます。
季節を感じられるスポットへ足を延ばして
内子町最大の伝承行事「いかざき大凧合戦」は毎年5月5日に開催。小田川をはさんで約500統の大凧が大空に舞い上がる様子は見事です。凧の魅力を伝える「五十崎凧博物館」では凧づくり体験ができるので、家族で訪れるのもおすすめ。豊かな自然が広がる小田深山渓谷は秋になると色鮮やかな紅葉が楽しめるスポットとして有名です。渓流釣りやキャンプがなどを楽しむ人たちがたくさん訪れます。
主要観光スポットを効率よく回るにはサイクリングが最適
町の観光スポットをめぐるにはレンタサイクルが便利。内子駅に隣接した旅の案内所「旅里庵(たびりあん)」、町の中心にある「内子町ビジターセンター」などで自転車が借りられます。レンタル3時間以内500円~と値段はお手頃。例えば、内子町へ電車で訪れた場合、「旅里庵」で自転車を借りて、「内子座」からはじまり、「商いと暮らし博物館」や「下芳我邸」を通り、「八日市・護国の町並み」に入り、「高昌寺」で折り返してくるルートがおすすめです。電気の力でアシストするEバイクもあるので、石畳など少し遠くへ足を延ばすこともできます。
特急列車で約25分の快適アクセス
<鉄道利用の場合>JR松山駅から予讃線特急列車にてJR内子駅まで約25分。
<車の場合>松山ICから松山自動車道で内子五十崎ICまで約30分。