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初心者でもOK!唐津の窯元で楽しむまったく新しい陶芸体験!

唐津焼の若手作家、村山健太郎さんの工房「健太郎窯」。こちらで2018年からスタートした陶芸体験が、「新しい!」「はじめて!」と密かに人気を集めている。「薪窯焼成体験」と名付けられた魅惑の体験をご紹介!

絶景工房で楽しむ「薪窯焼成体験」とは?

ギャラリーを備える工房。看板がなくわかりづらい場所にある
二丈浜玉道路終点から車で10分ほど、みかん山のてっぺんにひっそりと建つ「健太郎窯」。虹の松原が一望できるこちらの工房で楽しめる「薪窯焼成体験」は、“唐津焼の今"を語るうえで外せない新進気鋭の作家、村山健太郎さんが直々に教えてくれる新感覚の陶芸体験のこと。一般的には絵付けや作陶をして、「ハイ、おしまい。あとはこちらで仕上げて、後日郵送します」のところ、「薪窯焼成」と名前がつく通り、薪窯を使った“焼き"まで楽しめるのだ。そう、炎から器が生まれる瞬間に立ち会える貴重な経験ができるのが魅力!
ギャラリーに並ぶ作品。唐津焼ならではの素朴さを残しながらも繊細なデザインでモダンな雰囲気を放つ
自ら山にでかけ土を採取することからはじまる健太郎窯の作品づくり。もちろん、釉薬も手作り

 

さっそく体験スタート

一発勝負の絵付け。ちょっぴり緊張
第一ステップは、素焼きの湯のみへの絵付け。絵付けにルールはなし。顔料を筆にとり、趣くまま描こう。
唐津焼っぽく、草花文をスッと!仕上がりが楽しみ

 

陶芸は力仕事!? 薪割りに挑戦

まずは割れ目をつくり、そこに斧の刃を差し込む
絵付けが終わったら、燃料となる薪の準備を。使うのは火力が強いという松の木。斧を使って薪割り!薪がパカ〜ンと割れるのは意外と気分爽快!?
垂直に斧を振り下ろせば、見事!まっぷたつ!

 

いよいよ体験のハイライト!

登り窯の前にミニサイズの窯をつくっていく
次は窯づくり。レンガを積み上げて、ミニサイズの窯をつくるのだ。途中、薪を敷き詰め、その上に絵付けした器を置く。さらにレンガを積み上げ、高さ1mほどの窯が完成。
薪の上に自分の作品を置く
レンガをタテにヨコに、絶妙バランスで積みあげていく

 

窯が完成したら、火入れ!

「うまく焼き上がりますように」
窯に煙突をつけたらいよいよ火入れ。風を送り込みながら、1時間ほどかけて1000℃を超えるまでどんどん上げていく。
窯の最下部には炭があり、炭と薪のダブル燃料

 

焼き上がりまでの~んびり

一枚の絵画のような風景が広がるギャラリー
通常、登り窯だと2日間かかるところ、ミニ窯だとわかずか約3時間で完成する。その間は、絶景のギャラリーで作品を観賞したり、のんびりティータイムを。
体験中とはうって変わって、“静”の時間を楽しむ
村山さんの作品で味わうお茶は格別!

 

ついに完成!世界でひとつのMy器

不均等なカタチや色合いもむしろイイ感じ!※焼成の際、ゆがみや割れが生じる場合があります
窯のレンガをひとつずつ外しながらついにお目見え!My器!1200℃の炎が生みだした器は、素焼きのときからは一変!なんとも表情豊かに。「薪窯だと、ガス窯には出せない“味"がでるんですよ。窯を開けてみるまでどんな仕上がりになるかわからない、それがいいんです」とは村山さん。
約4.5時間におよぶ「薪窯焼成体験」。はじめてのワクワク体験がいっぱいで、愛おしいMy器が手に入る最髙のものでした♪

[料金]1名1万円(税込み)
[予約]4名以上(最大6名)で一週間前までに要予約
[予約先]0955-56-2358
[時間]午前の部・午後の部
健太郎窯

佐賀県唐津市浜玉町横田下1608-2

https://www.karatsu-kankou.jp/karatsuyaki/detail/432/Karatsuyaki

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